債権者との交渉
債権者との交渉
任意売却をおこなうときに法律的な知識が少なく、どのような内容の交渉を債権者と行う必要があるかなど考えている方も多いのではないでしょうか。また手続きには自分の意思でおこなう必要がある上で、債権者の同意を得る必要もあり話し合いの時期や内容しだいでは売却時やその後の条件が大きく異なることから、手続き以前の重要事項となります。
このような時に便利に利用できるのが任意売却の専門機関で、どのような方法で売却をすることでより高い金額が回収できるかなどを提案してくれます。そしてこのような専門機関を利用することでその時の状況に応じて一番最適なタイミングでお互い話し合いができるかなどを知ることができ、債務者に有利な条件での任意売却方法などを同時に知ることができます。このように専門機関を利用することで納得できるお互いにメリットがあるスムーズな話し合いが可能で、有利な条件での任意売却同様に大切な交渉時の大きな存在となります。
債権者を納得させるためには
不動産の任意売却をするためには、すべての債権者に任意売却を納得させなくてはなりません。そのために重要なことは2つあります。1つは、専門家に交渉を依頼することです。
原則的に交渉は自分自身で行わなくてはなりませんが、弁護士であれば代理権が認められているため、代わりに交渉を行ってもらうことできます。専門家に任せた方が、自分で交渉するよりも話がまとまりやすくなるはずです。もう1つは、できるだけ早く任意売却の決断をすることです。任意売却は理論的には競売の前日まで行うことができますが、その1日で債権者を納得させるのは事実上不可能です。しかし、決断が早ければ早いほど交渉の時間を長く持つことができるだけでなく、より優秀な専門家を探したり、綿密な打ち合わせによって相互の理解を深めたりすることもできます。いったんローンが滞納すると、次々と連絡が送られてきて気が動転しがちですが、落ち着いて打開策を考えるようにしましょう。